企業
2024年3月 6日
3月3日はアルケアの「創意工夫の日」 桜餅を味わいながら創業の原点に想いを馳せています
アルケア株式会社では、創業者の誕生日である3月3日を「創意工夫の日」とし、毎年この日を創業時の想いや原点に立ち返る日としています。
創業は1955年、その2年前に国産初の石膏ギプス包帯である「スピードギプス」の開発・製造に成功したことがきっかけでした。何のノウハウもない状態からの開発でしたが、その原動力は創業者 鈴木 重夫の「医療現場で苦労する看護師さんを救いたい」「短時間で巻くことができるギプスを提供し患者さんに貢献したい」という、医療従事者(ケアする人)と患者さん(ケアを受ける人)の双方の視点で課題を解決したいという想いにありました。
私たちは、この創業の志や社憲に込めた「創意工夫の心」(常に現状に満足することなく、仕事のやり方・考え方を工夫して常に向上心を持ち続けること)をアルケアのDNAとして継承しています。
「創意工夫の日」には、全社員に桜餅をふるまう文化があります。これは創業当時、工場で働く社員には中学卒業後に上京してきた若い女性が多かったことから、創業者夫人の鈴木 文子が「親元を離れて働いている社員のひな祭りを祝ってあげたい」と、故郷の親御さんに代わり、健康と成長を願うという由来のある桜餅をふるまったのが始まりとされています。
以来「創意工夫の日」は桜餅とともに創業時の想いや原点に立ち返る日として、70年近いアルケアの歴史のなかで文化の一つとして受け継がれています。
コロナ禍においては日持ちのするお菓子に変更し、在宅勤務の環境下でも自身の創意工夫を考えられる形とすることで、この文化を絶やすことなく残してきました。2024年は3年ぶりに桜餅を味わいながら、創意工夫について社員が互いに語り合いました。
今後もアルケアでは「共に働く仲間である社員を大切にし、現状に満足せず創意工夫すること」という創業者の想いを大切にしながら、ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」ことを目指して、磨きぬいた製品や情報、サービスを社会の隅々にまで広げてゆきます。