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2022年7月 1日
書籍「ケアプランが変わる! 在宅介護が変わる! 床ずれ予防プログラム-床ずれ危険度チェック表®を活かす-」に制作協力しました
アルケアが制作協力した書籍「ケアプランが変わる!在宅介護が変わる!床ずれ予防プログラム‐床ずれ危険度チェック表®を活かす‐」※1が、2022年7月1日に発売されることをお知らせします。
同書は、ケアマネジャー(介護支援専門員)をはじめとする在宅ケアに関わる全ての職種の関係者に向けた「床ずれ(褥瘡)予防」をまとめた手引書です。
床ずれ(褥瘡)とは、寝たきりなどにより、長時間体重で圧迫された部位の血流が悪くなったり滞った結果、皮膚表面がただれたり、骨に近い組織が損傷している可能性もある状態を言います。
悪化すると、単に肉体的ストレスとなるだけでなく、ご本人や介護者にとって精神的ストレスとなり、在宅でのケアに影響を及ぼします。
床ずれ(褥瘡)は、つくらないことが最も重要といわれており、そのためには床ずれ(褥瘡)発生リスクの度合を客観的に評価し、予防のためのアプローチを行う必要があります。
今後さらに高齢化が進む状況において、在宅での床ずれ(褥瘡)発生を予防するには、地域に混在する褥瘡リスクのある方を早期に発見し、いかに予防を効率的・効果的に行うかが重要となります。そのキーパーソンとなるのがケアマネジャーです。
医療現場では床ずれ(褥瘡)のリスクアセスメントツールとして、ブレーデン・スケールやOHスケールなどがありますが、ケアマネジャーや要介護者のご家族が主に関わることが多い在宅でのケアには、よりシンプルでわかりやすいものが求められていました。
このような背景を踏まえ、日本褥瘡学会・在宅ケア推進協会とアルケアは共同研究を行い、日本褥瘡学会誌に研究論文を発表しました。※2「在宅での床ずれ(褥瘡)ケア」に着眼し、在宅ケアのキーパーソンとなるケアマネジャー(介護支援専門員)を対象に「床ずれ危険度チェック表®※3」を開発しました。
本書内で、「床ずれ危険度チェック表®」はリスクアセスメントスケールとして採用され、このスケールでチェックした内容を在宅でのケアプランに活かす予防プログラムがまとめられています。
「床ずれ危険度チェック表®」を活用いただくことで、要介護者・介護者双方にとって床ずれ(褥瘡)による苦しみが軽減する一助となれば幸いです。
アルケアでは、患者さんを中心に、地域での暮らしを支えるために急性期と地域医療や在宅療養をシームレスにつなぐ、チーム医療・多職連携における課題に向き合っています。
現場視点での商品開発の追及のみならず、学術活動の発展に貢献することで、床ずれ(褥瘡)のトータルケア実現を目指してまいります。
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