パラアスリートの活躍

2024年10月 3日

車いす陸上競技の古畑篤郎選手(アルケア所属)が、世田谷区等の協定調印式に参加しました

アルケア株式会社社員の古畑篤郎選手は、パラスポーツの認知度向上と活動の場の拡大を目的とした「世田谷区、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団及び一般社団法人日本パラ陸上競技連盟の三者間における連携協力に関する協定」の調印式に参加しました。

世田谷区、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団、一般社団法人日本パラ陸上競技連盟の主な取り組み
・パラ陸上選手の練習の場の不足に対して、区立総合運動場陸上競技場を定期的に練習会場として提供
・世田谷区民へのパラ陸上競技大会観戦機会の提供
・パラスポーツの普及や障害理解など共生社会の実現に向けて、世田谷区立幼稚園・小学校・中学校などにパラスポーツ選手を派遣し、講演や体験会を実施


世田谷区内の総合運動場陸上競技場で行われた調印式には、保坂展人世田谷区長、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団 石﨑朔子理事長、一般社団法人日本パラ陸上競技連盟 増田明美会長、湯口英理菜選手(パラ陸上走り幅跳び・短距離走)などが出席しており、古畑篤郎選手はパラ陸上選手の練習の場確保の現状と、区立総合運動場陸上競技場を練習の場として活用できることへの期待について参加者に向けて話しました。

アルケア株式会社では、障害を抱えながらも限界を決めずに挑戦し続けるパラアスリート社員を雇用し、業務の一環として自身の体験をさまざまな方に伝える講演活動などを通じて、健康で豊かな医療福祉社会の実現を目指しています。2024年3月には、世田谷区の小学校で交流授業を実施するなど、区民への障害の理解やパラ陸上競技の啓発に協力しています。今後も、障害に関する認知の拡大や誰もが暮らしやすい社会の実現に貢献してまいります。

古畑篤郎選手のコメント

普段の練習では競技場の個人利用の時間に走っており、一般のランナーと譲り合いながら利用しています。競技用車いす利用者と健常者では競技中の目線やスピード感がかなり違うため、難しい部分もありました。義足や視覚障害の選手も練習場所に関してさまざまな課題を抱えていたと思います。
今回の協定締結により、区立総合運動陸上競技場をパラ陸上競技選手向けに練習の場として開放していただけることはとてもありがたく、思う存分に練習できることで、パラ陸上競技全体の競技力の底上げにもつながっていくと信じています。パラスポーツ体験会や陸上競技大会も開催していくとのことなので、地域の皆さんにパラスポーツに触れていただく機会が増え、世田谷区からパラスポーツの輪がどんどん広がっていくのではとワクワクしております。

競技用車いすについて説明する古畑選手
競技用車いす(レーサー)の説明を行い、保坂展人世田谷区長(中央)に試乗していただきました。

世田谷区サイトお知らせ「日本パラ陸上競技連盟及び世田谷区スポーツ振興財団と連携協定を締結しました