ニュースリリース

2020年10月 7日

患者さん向け"スキンケア啓発パンフレット"配布開始!「今日からはじめるスキンケア」

入院前からの継続的なスキンケアをサポートし、皮膚トラブル予防へ貢献します

医療・福祉・健康分野でベストケアを創造するアルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:鈴木輝重、以下「アルケア」)は、皮膚トラブル予防のために必要とされる継続的なスキンケア促進サポートの一環として、希望される医療機関にて患者向けスキンケア啓発パンフレット「今日からはじめるスキンケア」(メディカルブック1)の配布を9月より開始したことをお知らせいたします。

皮膚トラブル予防のためには、スキンケアを継続して行うことが重要とされていますが、実際に医療現場で実施できている施設は多くないと言われています。そこでアルケアはダメージを受けやすい脆弱な皮膚へのスキンケアの重要性やセルフケアの方法をわかりやすくまとめました。患者さん自身で継続したスキンケアをはじめるきっかけを作り、皮膚トラブル予防へ貢献します。

※1 アルケアの「メディカルブック」は、2005年より発行している医師や看護師から患者さんに向けたインフォームド・コンセントのサポートツールです。今回のスキンケアテーマに限らず、病気やケガの特徴や予防方法など、患者さんに知っていただきたい情報をテーマごとに分かりやすくまとめています。

加齢など※2により脆弱化する皮膚に、継続的なスキンケアが大切です

加齢にともないよく見られる皮膚の症状skincare_01.jpg

写真提供:公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 皮膚・排泄ケア認定看護師 吉田 松子先生

乾燥している、むくんでいる、紫色のあざがいくつか見られる、皮膚をつまむと跡が残るなど、これらは加齢にともないよく見られる皮膚の症状であり、皮膚が弱くなっているサインです。皮膚が弱くなると、わずかな刺激でも傷ができやすく治りにくくなります。
手術や入院中は、長時間同じ姿勢や特殊な姿勢をとることで、皮膚の血流が悪くなり褥(じょく)瘡(そう)(床ずれ)ができることがあります。また皮膚に触れる医療機器や医療用テープ、ときにはおむつの装着などが皮膚への負担を大きくし、赤くなる、腫れる、出血するなどの皮膚トラブルを起こすことがあります。

皮膚が弱くなると、これらの皮膚トラブルが起こりやすくなるため、継続したスキンケアが重要です。入院前から患者さん自身がスキンケアを継続して行い、肌をすこやかに保つことで、皮膚トラブルの予防、ひいては快適な療養生活につなげることができます。また、患者さんだけでなく看護師にとっても、入院患者の皮膚トラブルが減ることで管理業務の軽減も見込めるため、多くの医療現場で継続的なスキンケアが広まる意義は大きいと考えられます。

2 加齢のほか、疾患・治療、生活環境なども皮膚の脆弱化を引き起こす要因となる

入院前からスキンケアをはじめるきっかけに

患者向けスキンケア啓発パンフレット「今日からはじめるスキンケア」では、ダメージを受けやすい脆弱な皮膚へのスキンケアの重要性やセルフケアの方法(基本原則と言われる「保清」「保湿」「保護」)をわかりやすくまとめました。
手術や入院中は皮膚トラブルのリスクが高まることから、特に医療現場での術前指導や入院支援のシーンでの患者啓発時で活用いただくことを想定しています。患者さんのスキンケアに対する理解を獲得し、入院前からの継続したスキンケアを開始するきっかけを作り、手術や入院中の皮膚トラブル予防に貢献します。

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  • 誌名:メディカルブックシリーズ「今日からはじめるスキンケア」
  • 監修:公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構 倉敷中央病院 手術センター統括看護師長 山本千恵先生
  • 仕様:A5サイズ、12ページ、カラー、冊子
  • 発行:アルケア株式会社

アルケア株式会社 -つなぐ手あて、ひらくケア。-

アルケアは、やさしさや想いを大きな力に、ベストケア創造企業として、患者さんのこころに響く手あてをつなぎ、新たなケアをひらいていきます。予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域で事業を展開しています。
看護領域においては、看護師の皆さまが目指す看護を実現するために、「ゆとりと安心」を一緒につくっていきたい。そんな想いから商品やサービスを通じた業務の標準化や省力化、それらを遵守・継続していくための教育支援をテーマに取り組んでいます。1967年に粘着性弾力包帯〈エラテックス〉を発売以来、ディバイス管理の専用品化やダメージを受けやすい皮膚へのスキンケアにも注力し、安全対策や感染対策の視点に基づき、看護の現場の声にお応えしていきます。

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