主催者からのコメント
デコパウチコレクションでは、私たちがおなかに着けている袋(パウチ)がアート作品に変身します!オンライン展示会に咲く色とりどりの応募作品を投票や生配信で楽しみながら、オストメイトのことを知ってもらえたら嬉しいです。
秘密結社アッと♡ストーマ 中島 小百合
ニュースリリース
2022年9月28日
アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、オストメイト※2に関する啓発などを行っている団体「秘密結社アッと♡ストーマ※3」が企画するイベント「デコパウチコレクション2022」に、2021年に引き続き協賛いたします。なお、本年はアルケアに所属する車いす陸上競技の古畑 篤郎選手がゲスト審査員として参画いたします。
「デコパウチコレクション」は、オストメイトが排泄ケアを行うためのストーマ装具を、イラストやシールなどで自由に彩った「デコパウチ」に昇華させ、みんなで鑑賞し楽しむイベントです。オストメイトへの理解を広める目的で、2021年に秘密結社アッと♡ストーマにより立ち上げられました。当コレクションでは、オストメイトもオストメイトでない人もボーダレスにつながることで「みんなが丁度きもちよい」社会をつくるきっかけづくりを目指しています。
【開催概要】
主催 : 秘密結社アッと♡ストーマ
募集要項 : https://note.com/atstoma_with_you/n/n727d8b3845c2
デコパウチ募集期間: 2022年9月1日(木) ~ 9月30日(金)
オンライン展覧会場: https://sites.google.com/view/dpc2022
展示期間・投票期間: 2022年10月9日(日) ~ 10月22日(土)
投票方法 : 上記期間内にオンライン展示をご鑑賞いただき、以下URLよりお好きなデコパウチ作品へ投票をお願いいたします
投票フォーム : https://forms.gle/nQ9hsecherDKKEPZ9
YouTube生配信 : 2022年10月30日(日)13:00~ https://www.youtube.com/watch?v=66BUFAC3na8
ゲスト審査員 : 漫画家 内田 春菊さん、車いす陸上競技 古畑 篤郎選手(アルケア所属)
主催者からのコメント 秘密結社アッと♡ストーマ 中島 小百合 |
<オストメイトへの想い>
アルケアは、国立がんセンターの要請で、1965年に国産初のストーマ装具「ラパック」を開発以来、1974年にはストーマ製品の直接販売窓口と医事相談を行う「明るいくらしの会」を発足し、オストメイトの社会復帰支援のための情報誌を創刊するなど、常にオストメイトの方々の声に耳を傾け、その生活に寄り添ってきました。現在も、オストメイトの「自分らしい未来(あした)を応援する」をコンセプトに、オストメイトの温泉ツアーの企画実施、使いやすさや安心を追求したストーマケア用品を展開するなど、より快適な日常生活を支える情報・サービスの充実を図っています。このような背景のなか、ご縁があり、秘密結社アッと♡ストーマさんに出会い『明るく楽しいストーマライフを送りたい』『オストメイトもオストメイトでない人も、デコパウチコレクションを通してボーダレスにつながることで「みんなが丁度きもちよい」社会を作るきっかけを提供したい』という想いに、60年近くオストメイトの皆さまに寄り添ってきた企業として強く共感・賛同いたしました。
<もったいないパウチ(ストーマ装具)の提供でかなえる、SDGs実現への一歩>
もったいないパウチ、とは厳しい品質管理基準のもと検品した結果、商品として出荷できなかったいわゆる規格外品です。各工程で熟練したスタッフによる全品目視検品を徹底し、高品質の商品を提供することは、医療やケアに必要なものづくりを70年近く継続してきた国産メーカーとしての責任であると考えております。しかしその一方で、厳しい品質管理基準を設けているがゆえに規格外品を出してしまう現実があります。規格外品を減らすための工程・機器改善などに取り組んでおりますが「使用には何の問題もない※4のに、もったいない」と、高品質な商品を提供することとサステナブルなものづくりを両立することへの課題を感じておりました。そのようななか、昨年度より開始した「デコパウチコレクション」にて参加者がデコパウチを制作するための、規格外品のストーマ装具の提供依頼を受けました。企画趣旨に強く共感し、「もったいないパウチ」として規格外品のストーマ装具を無償提供し、ものづくりをする企業の責任として持続可能な社会創りへ貢献するための小さな一歩を踏み出すことができました。今後も、ものづくりを通じて、患者さんやそのご家族、医療の最前線でご尽力いただいている方々、そして地域社会に寄り添い、サステナブルな社会の実現に寄与してまいります。
<アルケア所属 車いす陸上競技の古畑篤郎選手がゲスト審査員として参加>
古畑選手コメント
障害がある足元こそカッコよくしたいという思いから好みのスニーカーを履き、好みに合わせた色などを選択した車いすに乗ると気持ちが上がり生活が楽しくなった経験があります。まさにデコパウチの取り組みも同じような思いから始まっていると思いますし、オストメイトもオストメイトでない人もボーダレスにつながることで「みんなが丁度きもちよい」社会をつくるきっかけづくりを目指すというビジョンにもとても共感しています。
プロフィール
1993年11月27日生まれ 大阪府堺市出身
先天性の「脳性麻痺」を持って生まれる。小学4年生の時、授業の一環で車いすバスケットボール選手の実技を見て車いすスポーツに出合い、中学から車いす陸上を始める。18歳でロンドンパラリンピック日本代表として100m、200mに出場。2017年10月、アルケア株式会社に入社。ビジネスパーソンとしての業務と、アスリートとしてのトレーニングの両立をスタートする。2019年6月1日には100m(T34)の日本記録を更新し、日本記録保持者となった。
アルケアのストーマ領域では、オストメイトの「自分らしい未来(あした)を応援する」というコンセプトのもと、ストーマケアで必要とされるストーマ装具のみならず、オストメイトの生活を生涯にわたってサポートする「オストメイトの生活支援」を目指し、事業を展開しています。ストーマ造設前と変わらない日常生活を送っていただくための商品ラインアップの拡充に加え、情報・サービスの提供の強化を図っております。今後も、オストメイトの方々の多様なライフスタイルに選択肢や可能性を提供し、誰もが自分らしく生活できる社会の実現に貢献してまいります。
アルケアは、やさしさや想いを大きな力に、ベストケア創造企業として、患者さんのこころに響く手あてをつなぎ、新たなケアをひらいていきます。予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域を展開しています。