〈テルダーミスAgプロテクト〉は、株式会社ジーシーが製造し30年以上の臨床実験を有する〈テルダーミス 真皮欠損用グラフト〉の治癒性能はそのままに、シリコーン膜への銀(Ag)配合に成功した抗菌性が期待できる製品です。銀イオンの抗菌性により、創(きず)周辺からの感染リスクを低減し、熱傷、外傷、手術創および口蓋裂手術創などの重度の皮膚・粘膜欠損において、創の治療期間が長引くリスクの低減や、患者さんと医療従事者の心身の負担軽減への貢献を目指します。
アルケアは、創業以来「親切な製品をつくること」を志し、ケアをする人・ケアを受ける人の潜在的なニーズを察知して磨き抜かれた製品・情報・サービスを提供し、ケアの可能性を豊かにしていく「ベストケア」創造企業です。アルケアのウンドケア領域においては、予防から治療、医療現場から在宅ケアまでのトータルケアをサポートする多様な製品や情報をご提供しています。
ニュースリリース
2024年11月 5日
銀(Ag)配合の人工皮膚〈テルダーミス®Agプロテクト※1〉を新発売
銀イオン効果による抗菌性で創(きず)感染対策に期待
アルケア株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:伊藤 克己、以下「アルケア」)は、銀(Ag)配合のコラーゲン使用人工皮膚〈テルダーミスAgプロテクト〉を2024年11月5日に発売することをお知らせいたします。
人工真皮の課題解決を目指し、創傷治療に貢献する
創傷治療の過程で新たに作られる組織と人工真皮が適応すると、皮膚移植の経過がよく、移植する皮膚が薄い場合でも、欠損した皮膚や粘膜が早期に表皮や粘膜上皮で自身の皮膚として定着します。術後の収縮も少なく、長期的には傷跡の質も改善されることが報告されています。※2※3 このように有用な医療材料である人工真皮ですが、一方で人工材料であるため感染に対する抵抗性が欠如しており、局所感染対策が重要課題となっています。※3 特に熱傷治療においては、感染が熱傷入院患者の死亡症例における死因の第二位となっており、感染による合併症が予後に大きな影響を与えることが分かっています。※4
〈テルダーミスAgプロテクト〉は、シリコーン膜への銀(Ag)配合による銀イオンの抗菌性で、創(きず)表面だけでなく創(きず)周辺からの菌の侵入を防止し、シリコーン膜との接触部分での細菌増殖抑制が期待できます。コラーゲン層は従来品テルダーミスと同じく、抗原性の少ないアテロコラーゲン※5を原材料とし熱処理のみによって化学変化させることにより、コラーゲン本体の生体親和性を損なわずに皮膚移植される部分から新たに作られる組織の構築を支持します。さらに、熱変性アテロコラーゲン(ゼラチン)を10%配合しており、線維芽細胞※6の侵入を促することにより、炎症期が早く収束し増殖期に移行することで創傷治療が促進します。※7※8
商品特長
商品概要
株式会社ジーシーについて
株式会社ジーシーは、「口腔保健の向上を通じ、地球社会に貢献する」を経営理念に掲げ、歯科医療総合メーカーとして、1921年の創業以来100年以上にわたり世界の人々の口腔健康を支えてまいりました。現在では、34ヶ国に営業拠点を有し145ヶ国に販売しており、取扱品目は24,076品目に及びます。2023年7月にはオリンパステルモバイオマテリアル社よりコラーゲン事業を事業承継いたしました。今後、医療分野における創傷治療においても重要な役割を果たすこととなり、この度、抗菌性が期待されるコラーゲン使用人工皮膚『テルダーミスAgプロテクト』を発売させていただきます。
アルケア株式会社について
1953年に国産初の石膏ギプス包帯「スピードギプス」の開発・製造に成功し、1955年に創業しました。ケアをする人・ケアを受ける人の双方にとって「親切な製品をつくる」という創業当時の想いはそのままに、現在は予防から社会復帰にいたるまで、ケアをプロセス視点で捉え、整形外科領域、褥瘡・創傷領域、ストーマ領域、看護領域の4つの専門領域で事業を展開しています。「ケアすることの可能性をもっと豊かに。ケアを受けることをもっと前向きに。」アルケアは、そんな明日の形を見据えて、磨きぬいた製品や情報、サービスを社会の隅々にまで広げてゆきます。
【報道関係者の皆さまのお問い合わせ先】
アルケア株式会社 総務広報部 広報課 E-mail :pr@alcare.co.jp
【商品に関するお問い合わせ先】
お客様相談室 電話番号:0120-770-175
受付時間:午前9:00~午後5:30(土・日・祝日を除く)
お問い合わせフォーム:https://www.alcare.co.jp/inquiry/index.html