自悠旅行記

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荘厳な雰囲気が漂う日本人の総氏神 伊勢

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約2000年もの歴史を持ち、古くから「お伊勢さん」と親しまれている伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、天照大御神をお祀りする内宮、豊受大御神をお祀りする外宮の両正宮を中心に、14の別宮と摂社・末社・所管社の125社から成り立っています。江戸時代には60年周期で伊勢神宮への抜け参りが大流行し、神々のおかげをいただくことから「おかげ参り」とも呼ばれました。

外宮入り口付近

②外宮入り口付近

正宮 豊受大神宮(外宮)

③正宮 豊受大神宮(外宮)

正宮 皇大神宮(内宮)

⑤正宮 皇大神宮(内宮)

伊勢神宮には「外宮先祭」という言葉があり、参拝や諸祭事は外宮、内宮の順に行います。その前に「夫婦岩」で知られる二見浦の「二見興玉神社」で禊をするのが古い慣わしです。

二見興玉神社 夫婦岩

①二見興玉神社 夫婦岩

緑に包まれた神域に入るときは、外宮は火除け橋、内宮は宇治橋を渡ります。鳥居をくぐって清々しい空気の中、玉砂利を踏みしめて歩くと、心身ともに洗われていくようです。

宇治橋

④宇治橋

20年に1度、社殿を建て替えて神様にお遷りいただく神宮式年遷宮は、飛鳥時代から1300年以上続く一大神事。次回、令和15(2033)年に予定されている「次期神宮式年遷宮」の準備は令和7(2025)年から始められる予定となっています。

外宮から伊勢市駅前まで続く約400mの参道には、飲食店やお土産店が並びます。一方、内宮の宇治橋から五十鈴川に沿って続くおよそ800mの美しい石畳の通りは「おはらい町」と呼ばれ、そこには切妻・妻入り様式の町並みが軒を連ねています。おはらい町の中ほどにある「おかげ横丁」には江戸期から明治期にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築・再現されており、昔懐かしい紙芝居の口演が行われるなどタイムスリップしたかのような気分になれます。

おかげ横丁

⑥おかげ横丁

伊勢ならではの郷土料理も楽しみの一つ。ふわふわの太麺に黒く濃厚なたれを絡めて食べる「伊勢うどん」は、「疲れていても消化が良いように」とやわらかく茹でて伊勢参りに訪れる人に提供されたとか。

伊勢うどん

⑦伊勢うどん

「手こね寿司」は地元の漁師が魚の切り身をご飯、醤油と手早く混ぜて作ったものが起源とされています。他にも食べ歩きしやすいコロッケやソフトクリーム、伊勢エビや松阪牛などの高級グルメも手軽に味わえます。有名な「赤福餅」は餅の上にこし餡をのせたシンプルなお菓子で、お土産にも喜ばれます。

赤福本店

⑧赤福本店

 赤福餅

⑨赤福餅

伊勢への旅行で気になることがあれば、事前に「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」まで相談してみるのも良いでしょう。

本記事に掲載している観光スポットの伊勢MAP

伊勢MAP

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターWebサイト

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伊勢志摩バリアフリーツアーセンター

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(取材:2021年12月)

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