INTERVIEW 01

ここならば、自分の想いを
存分に反映させて、
新しいものづくりに
チャレンジできると確信した。

医療機器メーカーアルケア

K. T.

新規事業開発/2013年入社(中途)

大学院修了後、新卒で医療機器メーカーに入社し、商品開発に従事。新しいことにチャレンジしたいという想いからから28歳の時にアルケアに転職し、当時の新規事業であるヘルスケア領域の研究開発を担当。その後、入社5年目に管理職に昇格し、2019年から価値創造部の部長を務める。

なぜ、アルケアに?

ヘルスケア事業が起ち上がったタイミングで
アルケアと出会い、大きな可能性を感じた。

アルケアに転職する以前は、大手の医療機器メーカーに勤務していました。私は学生時代、機械工学を専攻していたのですが、ずっとスポーツに打ち込んでいたこともあって運動生理学に興味を持ち、大学院ではこの領域を研究。社会に出てからも、人々の健康に貢献できるものづくりがしたいと、ヘルスケア関連の企業を志望し、地元の関西に本社を置くそちらのメーカーに就職しました。

前職では、機械系の技術者として体重体組成計や低周波治療器などの開発を担当。仕事に不満はありませんでしたが、結婚を機に家庭の事情で関東へ転居することに。そのメーカーの研究開発拠点は関西にしかなかったため、新たなキャリアを求めて転職活動を行ったところ、出会ったのがアルケアでした。

アルケアの商品は、大学院の研究室で皮膚に電極を貼る時などに医療用テープを使用したことがあり、医療材料を手がけるメーカーだと思っていました。しかし、面接で詳しく話をうかがってみると、当時ちょうど「ロコモスキャン」という下肢筋力測定器を開発し、新たにヘルスケア事業を起ち上げて力を入れていくとのこと。今後もヘルスケアの領域で新事業にチャレンジしていくとうかがい、今参加すれば、前職で培ったセンシング技術なども活かして面白いものづくりができるに違いないと、そんな可能性を感じて入社を決意しました。

どんな仕事をしているのですか?

ヘルスケア領域の研究開発に奮闘した後、
現在は新規事業の起ち上げを率いる立場に。

新しいことに挑戦したいとアルケアに転職し、入社後は希望通り、ヘルスケアの領域で未知の研究開発にいろいろと携わってきました。たとえば、大学と連携して地域の高齢者の方々を対象に疫学研究を実施し、腰痛を指標化するデバイスの研究に取り組んだり、また、足底に潰瘍を発症した患者さんに向けて、歩行しながら治療ができる装具の開発も手がけました。こちらも大学の研究室と協業し、装着時にかかる圧力をセンサで測定して三次元の動作解析を行い、得られた知見を学会でも発表しました。

アルケアでは技術者が積極的に外に出てアカデミアと共同研究したり、医療の現場に自ら足を運んで評価や検証を行うのが当たり前の文化です。どんな課題を解決すべきかを肌で理解し、自分事として主体的に開発できる環境であり、それはアルケアの大きな魅力だと感じています。

こうして技術者として新商品開発にしばらく関わった後、マネジメント職に昇格し、現在は価値創造部の部長を務めています。価値創造部は、新規事業の開発をミッションに掲げる部署。今後の成長領域として「皮膚」と「運動器」(身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称)にフォーカスし、ICTなどの技術も活用しながら新しい商品やサービスを生み出すことに注力しています。

何のために仕事をしているのですか?

ターゲットは「予防」。正しい知識を世の中に広め、
誰もがベストケアを享受できる社会にしたい。

新規事業の開発は、決して一筋縄ではいきません。試行錯誤の連続ですが、メンバーたちと議論を重ねて事業プランを立て、商品やサービスのプロトタイピングに取り組み、そこで良い結果が出ると大いにモチベーションが上がります。そして、私たちのこの取り組みが人々の健康に貢献し、社会に新たな価値をもたらしていくのです。

アルケアは今、ケアをプロセス視点で捉え、「治療」だけではなく、「予防」のケアプロセスにも事業領域を拡げています。私が実現したいのは「皮膚」と「運動器」の領域において、正しい知識とケアで予防を実現すること。たとえば「皮膚」について言えば、皮膚が本来持っているバリア機能を適切にケアすることで、乾燥やかゆみなどの皮膚トラブルを防ぐことができます。

「運動器」についても、健康を保つには日頃の運動が必要だとわかっていても、なかなか行動に移せない人が多い。そうした方々に向けて、筋力を数値化して体力の低下度合いをわかりやすく示せれば、運動することへの意欲が湧き、QOLの維持に貢献できる。これはまさに、患者さんに寄り添って新しいケアを実現していく、アルケアのブランドメッセージを体現するものです。これから創り出す事業を通して、誰もが病気の予防について正しい知識をもち、その人に応じたベストケアを受けられるのが当たり前の社会にする。それがいま、私が描いている大きなビジョンです。

今とこれから

30代半ばで部長に。
大きな裁量をもって
事業開発ができるこの環境で存分に
力をふるいたい。

アルケアに入社して実感するのは、何か新しいものを創り出す場として、機会も周囲の環境も本当に充実している場所だということ。大きな組織ではないので、技術者一人ひとりがカバーできる範囲が広く、商品の企画まで関わっていくこともできれば、研究成果を海外の学会などで発信できるチャンスもある。経営陣との距離も近く、過去には社長と一緒に米国に赴き、ヘルステックのグローバルカンファレンスをリサーチしたこともあります。そして、個人に大きな裁量を委ねてくれる風土なので、こうあるべきだと考えたことは自由に意見を発して実行に移していくことができる。キャリア入社のハンディは一切なく、成果を上げればさらに大きなチャンスが与えられて、私も30代半ばで価値創造部の部長のポジションを任されました。持っている力を存分に発揮できる環境が整えられているので、ぜひアルケアをさらに成長させ、社会に貢献できる新規事業を次々と起ち上げてきたいと思っています。

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