INTERVIEW 02
デジタルで医療に貢献する
新しい仕組みをつくりたい。
ここならそれが叶うと感じた。
M. I.
情報システム/2015年入社(中途)
大学院で電気工学を専攻し、2000年代初頭、急速に発展していたモバイルを活用して社会をより良くする仕組みを構築することに携わりたいと新卒で大手IT企業に入社。そこでシステムエンジニアとして約12年キャリアを積み、30代後半でアルケアに転職。入社後は情報システム部に在籍し、デジタル活用・DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進をはじめアルケアのIT戦略の立案実行を担っている。
なぜ、アルケアに?
ITでビジネスを企画する醍醐味を知った。
それを今度は「医療」で実現したい。
私はIT企業から転職してアルケアに入社しました。前職では主にモバイル関連のシステムエンジニアを担当していましたが、経験を重ねるにつれて、システムの設計構築だけではなく、顧客企業のモバイルを使ったビジネスの企画提案にも関わるように。そこで社外のさまざまな企業の方々と接するうちに、多様な価値観に触れて視野が広がり、社会人として一度立ち止まって自分のキャリアを考え直すようになったのです。そして「私が本当にやりたいことは何だろう?」とあらためて考えたとき、真っ先に頭に浮かんだのが「医療」でした。
だいぶ前の話になりますが、高校時代に部活動でケガをした際に医療関係者の方にお世話になった経験や、震災時に医療関係者の方々が懸命に活動されている様子を見て、とても心を動かされたことが、「医療」に携わりたいと思った最初のきっかけです。その後、前職の際に経験した東日本大震災の経験が重なり、次第に「自分が培ってきたITの経験を活かして医療に貢献したい」という想いが募り、それが実現できる場を求めて転職を考えるようになりました。
転職活動中に出会った一社がアルケアでしたが、興味を持って詳しく調べるうちに、この会社が掲げる企業理念や使命に大いに共感しました。選考を通じて「この会社が医療関係者や患者さんに貢献する手段のひとつとして、ITを活用するような事業が今後必ず出てくるはず」という想いが強くなり、ぜひその役割を担いたいと入社を決心しました。
どんな仕事をしているのですか?
アルケアのセキュリティ基盤を築き、
医療関係者や患者さんとの強い
「つながり」をつくるDXの推進に奮闘。
私は今、主に2つのミッションを担っています。ひとつは、社内のセキュリティや個人情報管理の強化。アルケアが社会で信頼される事業を営む上で不可欠な取り組みです。年々、攻撃手段が巧妙になるサイバーセキュリティに対応していくとともに、個人情報管理の仕組みや体制の構築も重要な課題。特に近年は、適切な商品・サービスを提供するために社外の方々の個人情報をお預かりするケースが増えており、さまざまな事業に合わせて、個人情報保護法をはじめとする法規制を順守しながら堅牢な仕組みをつくって運用していかなければなりません。アルケアに入社するまで私はセキュリティや個人情報管理に関する知識に疎かったのですが、社内の教育支援制度である「WILLプログラム」を利用して個人情報保護に関する資格を複数取得し、この責任ある業務を推進しています。
そしてもうひとつは、このセキュリティ基盤の上で、社内の各部門の方々と連携してさまざまな事業や社内業務をデジタルで効率化し、さらに変革するDX(デジタル・トランスフォーメーション)を牽引していくこと。今、世の中ではDXが注目されていますが、アルケアにおいても例外ではありません。デジタルをうまく活用すれば、医療関係者や取引先の方々との共創によって、患者さんのQOL(Quality of life)向上につながる仕組みをつくり出せる可能性がある。社内の方々と想いをひとつにし、お客さまに顧客価値を提供するためにはITをどの部分でどのように活用すればいいのかを一緒に考え、それを実現していくことに奮闘しています。
何のために仕事をしているのですか?
世の中のすべての人々のベストケアを
実現できる仕組みをつくりたい。
社会におけるデジタル活用やDXの重要性はますます高まっており、どのような事業を展開するにしても、デジタルを活用することを前提として検討することが増えてきています。最近では、社内の方々から「〇〇のような事業(システム)を考えているが、どの部分にITを活用できるか?」「ITを活用する場合のメリットやデメリット、セキュリティなど注意すべき点は何か?」などと直々に意見を求められる機会が増え、デジタルの専門家として頼られることに大きなモチベーションを感じています。
社内の方々と連携して、医療関係者や患者さんなどの社外の方々がWeb上でアルケアのことを知るきっかけをつくったり、アルケアの商品の使い方を容易に理解できるサイトを開発したり、オンラインで医療関係者の方々へのセミナーを開催できる環境を構築するなど、いくつか形となったものが出てきています。こうしたデジタル活用やDXの流れを、もっともっと加速させていきたい。デジタルを駆使して商品の価値を最大化できるようなサービスと組み合わせて商品を提供できれば、もっと医療関係者や患者さんに貢献できると思っています。
たとえば、患者さんと接する医療関係者の方々のご意見をいただきながら、セキュリティ基盤の中で商品のユーザーである患者さん一人ひとりのデータを収集分析し、患者さんに役立つ情報をそれぞれの患者さんに合わせて提供できるような、そんな仕組みをぜひこの手でつくりたい。社内外の方々と築き上げた仕組みの上で、世の中のすべての人々のベストケアにつながるサービスや商品が提供されていく。そんな未来を描いて、私はこの仕事に打ち込んでいます。
今とこれから
望んでいたキャリアが
少しずつ実現。
これからは
デジタルで
アルケアの未来を創る推進役に。
私はアルケアに転職する際、ITを活用して医療に貢献する仕組みを提供できるようなポジションで活躍したいという想いを抱き、入社しました。入社後、そうした私の意志を尊重して、上司や同僚の方々が支えて後押ししてくださり、少しずつではありますが、私が希望していたキャリアがかなえられている実感があります。現在は、デジタル活用やDXを仕組み(プラットフォーム)の面で牽引するミッションを担う「デジタル推進課」の課長を拝命し、自分の裁量でチャレンジできることが段々と大きくなってきました。アルケアの各部門が、お客さまのベストケアのためにどんなデジタルサービスを実現したいのかを探り、経営方針も踏まえて、それを事業の最前線に立つ方々と一緒に形にしていく。そんなデジタル活用・DXのコーディネーターの役割を担い、デジタルでアルケアの未来を創る推進力になりたいと思っています。