自悠旅行記

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歴史的な特色を残す風情ある城下町 金沢

ひがし茶屋街の街並み

江戸時代、加賀藩前田家の城下町として栄えた「金沢」は、加賀友禅や金沢箔などの伝統工芸や能楽などの伝統芸能が受け継がれています。第二次世界大戦の空襲を免れたことから現在まで趣ある町並みを多く残しています。

金沢駅の正面に構えるのは荘厳な「鼓門(つづみもん)」。能楽で使われる鼓をイメージした高さ13.7mの門は、らせん状の太い柱に支えられ、美しい外観を作り出しています。

金沢駅・鼓門

①金沢駅・鼓門

最初に目指したのは、日本三名園の1つとして有名な「兼六園」。広大な園内には築山、池、茶屋などが点在し、春は梅や桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季を通じて庭園美が堪能できます。

兼六園・徽軫灯籠と霞が池

②兼六園・徽軫灯籠と霞ケ池 オストメイトトイレあり

加賀藩6代藩主・前田吉徳が建てた茶室を再現した「時雨亭(しぐれてい)」で、庭園を眺めながら季節の和菓子とともに味わう抹茶も格別です。兼六園周辺で販売されている金箔を乗せたソフトクリームはSNS映えすると人気です。

左:季節の和菓子と抹茶、右:時雨亭

③時雨亭

兼六園に隣接する「金沢城公園」も、市民や観光客の憩いの場所です。天守閣は1602年に焼失しましたが、2001年に復元された菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじっけんながや)、橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)などが見どころとなっています。

金沢城公園

④金沢城公園

金沢城公園にほど近い「尾山神社」では、和漢洋3つの建築様式が用いられた神門がユニークです。

尾山神社・神門

⑤尾山神社・神門

金沢の魅力の1つである「食」を気軽に楽しめるのが、市民の台所として親しまれている「近江町市場(おうみちょういちば)」。狭い小路に並ぶお店は鮮魚店、青果店、飲食料品店、日用品店など約185 店もあり、いつも賑わっています。日本海で獲れた魚介を使った料理が味わえる飲食店も多く、どこのお店に入ろうか迷うほど。さまざまなネタを豪華に盛り付けた海鮮丼など海の幸を満喫できます。

近江町市場

⑥近江町市場

腹ごしらえをした後は、昔ながらの土塀や石畳の小路が残り、豪壮な武家屋敷が並ぶ「長町武家屋敷跡界隈(ながまちぶけやしきあとかいわい)」へ。静かな小路を歩くと、藩政時代に武士が暮らしていた当時の面影があちこちに残っています。

長町武家屋敷跡界隈

⑦長町武家屋敷跡界隈

今号のメイン画像を飾った情緒あふれる「ひがし茶屋街」も、そぞろ歩きに最適なスポット。古い町並みには、町家を再生したカフェや伝統工芸品を扱う専門店などが並び、古き良き茶屋街の雰囲気を感じることができます。

金沢中心地から車で15~30分ほど行くと、金沢の奥座敷として知られる「湯湧(ゆわく)温泉」「犀川峡(さいかわきょう)温泉」「曲水(きょくすい)温泉」「深谷(ふかたに)温泉」があります。歴史ある温泉街でゆったりお湯に浸かり、疲れを癒すのもおすすめです。

2022年6月18日・19日には金沢で日本オストミー協会の全国大会が開催され、全国から100名以上のオストメイトがこの地を訪れました。

本記事に掲載している観光スポットとその周辺のオストメイトトイレの場所が記された伊勢MAP

金沢MAP

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(発行:2022年9月)

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