美しい自然と歴史的建造物など見どころの多い、関東を代表する観光地「日光」。
JR日光駅と東武日光駅へは都内から2時間程度で行くことができ、車でのアクセスも便利です。
①東武日光駅
②JR日光駅
日光市街から華厳ノ滝や中禅寺湖へ向かうには「いろは坂」を経由します。下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂を合わせると48ヶ所もの急カーブがあり、秋には車中からも紅葉を満喫できます。
メイン画像でご紹介している「華厳ノ滝」は高さ97mの岸壁を一気に落下する滝です。エレベーターに乗って地下通路の先にある観爆台に出ると、目の前に壮大な滝の姿が迫り、轟音とともに水しぶきを上げて落ちる様子は迫力満点です。
奥日光の入口に位置する「中禅寺湖」は、男体山の噴火でできた周囲約25kmの堰止湖。遊覧船やスワンボートに乗って、水上から湖畔の景色を眺めるのもおすすめです。
⑥中禅寺湖
男体山と赤城山の神が争ったという神話が残る「戦場ヶ原」は、標高約1400mに広がる高層湿原で、木道の自然探究路を歩くと豊富な種類の高山植物や野鳥が観察できます。
⑦戦場ヶ原
江戸幕府初代将軍・徳川家康公を祀る「日光東照宮」は、周辺の社寺を含めて「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。豪華絢爛な陽明門には唐獅子や龍、鳳凰など508もの彫刻が施され、2017年までの「平成の大修理」により蘇った鮮やかな姿が見事です。陽明門とその手前の唐銅鳥居は、真上に北極星がくるように計算されており、最強のパワースポットともいわれています。境内では神厩舎の「三猿」や坂下門の「眠り猫」など有名な彫刻も見逃せません。さらに207の石段を上がると奥宮があり、徳川家康公が埋葬されている「御宝塔」が鎮座しています。
③日光東照宮 陽明門
④神橋(しんきょう)
⑤日光東照宮 五重塔
たくさん歩いた後は、日光名物の「ゆば料理」。古くから修行僧たちの貴重なたんぱく源として重宝されたという日光のゆばは、精進料理店からカフェまでさまざまな店で提供されています。地元こだわりのゆば料理をいただいてみてはいかがでしょうか。
ゆば料理
(発行:2020年11月)
日光MAP