適度な運動は入浴と同様、ストレス解消や健康維持など心身に良い影響を与えます。また、食欲や睡眠を促す効果もあります。
最初は、散歩などの軽い運動から始め、徐々に体を慣らしていきましょう。ただし、柔道やラグビーなど、体がぶつかり合うことが多く、ストーマを傷つける可能性が高い激しい運動は避けましょう。
また、重量上げなどの腹筋を強く使う運動については医師と相談してください。
それ以外の運動であれば、特に問題はありません。
運動時には、以下のことに注意しましょう
運動前には、ストーマ袋に溜まった排泄物は必ず捨てておきましょう。
運動すると汗をかきやすくなるため、剥がれが心配な方は新しい装具に交換して、皮膚に十分密着したことを確認してから運動しましょう。また、予備の装具を1~2セット用意しておくと安心です。
固定用ベルトや面板周囲補強テープを使用すると、装具が体に密着しやすくなります。
ストーマ袋の揺れや膨らみが気になる方は、腹帯や専用下着を着用しても良いでしょう。
水泳をするときには
入浴と同様、装具をつけたまま水泳をすることができます。面板の周りの溶けやふやけが心配な場合は、面板の周りに防水テープを貼ると良いでしょう。
入浴用のコンパクトな装具を使用すると、装具が目立ちにくくなるでしょう。水着は男性ならトランクス型、女性ならチュニック風のセパレート型で柄が大きいものを選ぶと、装具が目立ちにくいでしょう。また、男性・女性ともにセパレート型のスイムスーツでも、装具が目立ちにくくなるでしょう。